出版会について
出版会設立にあたって
国立大学は平成16年4月に法人化され、これまでにも増して「魅力的」で「開かれた」大学であることが求められています。各大学で改革が叫ばれる中、富山大学、富山医科薬科大学、高岡短期大学は、平成17年10月に再編・統合いたしました。
この新富山大学誕生を視野に、教育・研究成果を集積・発信し、学術的・文化的使命を果たすべく「富山大学出版会」を設立いたしました。「生命科学、自然科学と人文科学を統合した特色ある国際水準の教育および研究を行い、高い使命感と創造力のある人材を育成し、社会に貢献するとともに、科学、芸術文化と人間社会の調和的発展に貢献する」という理念のもと、出版活動を通して、地域社会や研究者・研究機関からの期待に応えていきたいと考えます。
出版会が目指す活動
富山大学出版会は、優れた企画力と編集力を持ち、社会との接点を求めて、大学の知的文化活動の一翼を担う出版物の発刊を目的とします。
活動内容としては、教員の研究発表となる学術書出版の助成・支援を行い、また研究成果の社会への普及を図る教養書や啓蒙書の発刊も積極的に進めていきます。さらに効果的な教育を支える教科書も刊行するほか、学外からの寄稿や出版要請にも対応していきます。そして印刷物の出版にとどまらず、マルチメディアに対応したデジタルコンテンツの研究開発なども視野に入れて活動していきます。
なお、出版物の選定にあたっては、自薦・他薦を問わず、運営委員会、編集委員会等でその内容を検討し、発刊を決定します。
- 事業内容
- 1 学術図書および教養図書の刊行・頒布
- 2 学術研究、学術著作およびこれらを海外に紹介するための援助
- 3 内外学術資料の収集・保存・情報化およびその利用の促進に対する援助
- 4 学術講演会、研究成果発表会、展覧会、市民大学講座等の開催