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学びと教師――自己内展のモデル思考

2022年1月17日 月曜日

 

【著者】竹村 哲

四六判 184頁 並製本

ISBN      978-4-89010-798-8

定価       1,650円(本体1,500円+税)

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<概要>

本書は、次代を担う「教員の在り方」を長年研究してきた著者が、学校教育の質的発展に資するべく書き下ろした一冊です。

2020年の教育改革を受けて教師には子どもの生きる力を培うことが一層求められていますが、これを確固たるものにするためには、まず教師自身が子どもの見方と学校教育の考え方を豊かにする必要があります。本書では、この要請に応えるために現象学や神経科学などの知見をもとに人間発達を自己内展的なモデルとして表し、これを切り口にして経験主義的な人生の学習観を紐解いています。その上で、この学習観に叶う主体的な学びの概念を構築し、これを実際の教員研修に反映することで、教師の見方・考え方を培う取り組みをしています。

 

構成:

第1講 人生の学習観の問い

第1章 「ダメな人間」の教育環境

第2章 新しい学習観への期待

 

第2講 人生の学習観の孵化

第1章 人間発達の学際的なアプローチ

第2章 現象学的システム思考

 

第3講 意識アメニティ不全の究明

第1章 意識

第2章 主観

第3章 他者

第4章 自分らしさ

 

第4講 主体的な学びのエンリッチメント

第1章 主体的な学びの概念

第2章 主体的な学びの方法

第3章 主体的な学びのパラダイム

 

補 講   自己内展のもたらす悟性

 

筆者略歴:竹村 哲(たけむら あきら)

平成26(2014)年度から4年間富山大学附属特別支援学校長、平成28(2016)年度から富山大学大学院教職実践開発研究科教授として次代を担う「教員の在り方」の研究に従事。現在は「教師が変われば子どもは変わる」として、子どもの生きる力をつけるために教師自身が主体的な学びの資質を培うよう広く説いている。

所属学会(令和3[2021]年現在):日本教師学学会、日本教育経営学会、日本教育心理学会、日本心理臨床学会、日本創造学会

 

 

 

 

 

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